2021年9月20日月曜日

古典常識問題①

大学受験予備校

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皆さんこんにちは!

 

校門前で配布したチラシの問題解説です!

受け取ってくださった方・このブログを見てくれている方、ありがとうございます!

 

では、さっそく解説していきます!

 

 

古典常識問題①

 

(問題)

 

次の4つはいずれも枕詞に分類されます。この中で仲間外れはどれでしょう。

 

 

   夜  ② 月 ③ 夢 ④ 空

 

 

 

 

答えは・・・・・・④ 空 です。

 

 

枕詞は覚えておくと、和歌の読解に有利になります。

 

   ~ ③の、夜、月、夢は全て「ぬばたまの」という言葉に言い起されます。

 

ぬばたまとは黒くて丸いヒオウギという植物の実のことです。

その真っ黒な様から、「夜」や「闇」、また夜は眠る時間ということで「夢」という言葉を導きます。主に使われるのは悲恋や嘆きの歌です。

 

例1:あかねさす 日は照らせれど ぬばたまの

                  夜渡る月の 隠らく惜しも

 

 

   の空は「ひさかたの」という言葉に言い起されます。

ひさかた、とは天や空のことをあらわす単語です。空にまつわるものなら大体、例えば「雨」や「雲」なども表します。

また、太陽や月のある場所だということから、「光」を導くこともあります。明るさや景色のきれいさなどをあらわす歌に用いられることが多いです。

 

例2:ひさかたの ひかりのどけき 春の日に

                しづこころなく 花の散るらむ

 

 

例1の訳

 

日は照らしているけれど、夜空を渡る月のように大切な人が姿を隠してしまった(=亡くなってしまった)のは惜しいことです。

 

2の訳

 

こんなに日の光がのどかにさしている春の日に、何故桜の花はあんなにも落ち着かない様子で散っていくのだろうか。

 

 

 

古文において、覚えるべきことは大きく分けると「単語」「文法」「古文常識」3つです。

古文常識については、学ぶ機会が少ないですが覚えておかないと解けないor覚えていたら楽という場合がすごくあります。

マナビスでは、読解の勉強しながら古文常識も学ぶことができますので、古文が苦手な方は是非河合塾マナビス三宮校にお越しください!

 

 

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