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学部紹介シリーズ第5弾②農学 (応用生命系)
「人間には持って生まれた能力の差があるというが実は天才でも普通の人でも、遺伝子の持っている三十億の遺伝子情報は、誰しも同じ。能力の差とはその中の遺伝子がオンになっているか、オフになっているかの差に過ぎない。」―村上和雄氏の名言
はい、皆さんこんにちは!
今回は…【農学 (応用生命系)】です!
何を学ぶの?
「最新バイオ技術を食と環境に生かす」
農学(応用生命系)は、生物がもつ機能を研究して産業への応用をめざす学問だ。
従来は、化学を応用した肥料や農薬の開発、微生物の力を借りた酒やチーズ、ヨーグルトといった食品加工技術の研究が中心だった。最近では、遺伝子組換え技術などのバイオテクノロジーが発達し、それを応用した物質の開発や生産、生産環境の制御など研究分野は広がっている。
また、食中毒を引き起こす菌の研究や、食品中の化学物質のリスク分析など、食品の安全性にも強い関心が寄せられており、食品衛生・管理学という分野もある。
大学選びココがポイント
応用生命系は、農学系学部の応用生命、応用生物、バイオサイエンス学科などで学べる。バイオテクノロジーの応用については、工学系の生物工学科や応用化学科でも扱っている。植物、動物、微生物や食品など、研究対象は大学によって異なるので、各大学を調べて比較してみよう。
こんな研究しています
「植物の亜鉛欠乏症を緩和する元素の探索」
亜鉛は動植物にとってなくてはならない必須微量元素の一つである。そのため、土壌中の亜鉛が欠乏すると、植物は生長阻害を受ける。
この亜鉛欠乏を他の元素で緩和できる可能性が示唆されたことから、亜鉛欠乏症を緩和する元素を他の必須微量元素に着目して探索をし、そのメカニズムの解明に努めている。
植物は様々な機構が関与することで生長する。この機構を突き止めていくのが面白い。
次回は…【農学 (環境系)】です!
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