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学部紹介シリーズ第5弾①農学（生物生産系）
「武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である。」―新渡戸稲造氏の名言
はい、皆さんこんにちは！
今回は…【農学（生物生産系）】です！
何を学ぶの？
「食料生産のための農・畜産・水産学」
農学（生物生産系）は、私たちの食料となる植物や動物を生産する技術を学ぶ分野で、対象によって３つに分かれている。
「植物生産学」は、作物の遺伝的な品種改良を行う育種学や農作物の品質や生産性を向上させる作物学・園芸学、作物の病気を扱う病理学、土の生成を学ぶ土壌学など、植物に関する研究を行う。虫の生態・生理を調査し防除に役立てる昆虫学・害虫学を学ぶことも可能だ。
「酪農・畜産学」は、ウシやニワトリといった家畜動物の生態や生産について研究する。飼料の開発や繁殖・育成方法による品質向上のほか、家畜の機能、代謝生理、病気の予防・治療、飼育環境の衛生管理や環境整備、流通まで幅広く学べる。
「水産学」は魚など水中の生物の生態を研究し、水産物の養殖や加工・品質管理など水産業全般について学ぶ。地球規模での海洋調査も盛んに行われており、海洋生物資源の保護や将来の動向を予測する研究も進んでいる。
大学選びココがポイント
生物生産系は、農学系学部の農学科や園芸学科のほか、生物生産、生物資源といった学科で学べる。名前だけでは特徴がつかみにくい学科もあるので、大学案内などで研究内容を確認しておこう。また、酪農・畜産学、水産学は、学べる大学がそれほど多くないので注意が必要だ。
めずらしい講義
「フィールド実験実習Ⅱ」
植物の遺伝子実験や蚕のフェロモンの実験、牛の世話、ブルーベリーの収穫、田植え、農家がどのように生計を立てているかの計算など、とにかく様々な分野の実験、実習を行うので、普段できない体験が盛りだくさんでした。特に大根を育てて品評会を行う実習は学科の人々とどちらの方が大きな大根を育てられるか競う。
こんな研究しています
「ブタの小卵胞から採取した卵子と中卵胞から採取した卵子の発生能について」
主に研究に用いられる中卵胞由来卵子は小卵胞由来卵子よりも発生能が高いことが知られている。だか、高価な設備と高い技術を必要とする核移植を行い、妊娠・出産率の低いクローンブタを得るには供試卵数としては足りない。
そこで、中卵胞由来卵子よりは発生能が劣るとされている小卵胞由来卵子を利用することはできるかどうかを比較、検討、考察した。
次回は…【農学 （応用生命系）】です！
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