2021年6月6日日曜日

学部紹介シリーズ第4弾⑤応用科学

大学受験予備校

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学部紹介シリーズ第4応用科学

 

「科学の基礎をなすものは、物理界に於()いても、化学界に於いても、すべて仮説だ。肉眼で見とどける事の出来ない仮説から出発している。この仮説を信仰するところから、すべての科学が発生するのだ。」―太宰治名言

 

はい、皆さんこんにちは!

今回は…【応用科学】です!

 

何を学ぶの?

「産業界を革新する化学技術」

 応用化学は、化学の理論や知識を活用して生活に役立つ新しい物質を研究・開発する学問。医療や農業、食品、エレクトロニクスなど幅広い分野にわたる実践的な研究が行われている。

 

応用化学のテーマの一つは新素材の開発。

高分子材料、生体材料、セラミックスなどがあり、ノーベル賞を受賞したリチウムイオン電池や青色発光ダイオードはこの分野で開発された材料が使われている。

こうして実用化された素材はスマートフォンから自動車まで日常生活のあらゆる場面で活用されているのだ。

最近では、環境に配慮した技術も重要な研究テーマで、有害物質の分解作用をもつセラミックス系光触媒や希少金属の枯渇を防ぐための代替触媒、分解されて土に変わるプラスチックなどが開発されている。

 

大学では、まず物理化学や有機・無機化学、分析化学などあらゆる分野の基礎を学ぶ。

その後、高分子化学、触媒化学、反応速度論などの講義や演習、実験を行うことでより深く追究したい分野に取り組んでいく。

 

大学選びココがポイント

応用化学は、工学部、理工学部に設置されている応用化学科、工業化学科、化学システム工学科などで学ぶことができる。

近年は自然環境とのかかわりを意識した環境応用化学科、バイオ環境化学科、あるいは「ナノテクノロジー」に着目したナノサイエンス学科といった学科も設置されている。

 

 

めずらしい講義 

「化学情報実験」

スパルタンや熱動力学シミュレーションなど、PCを使ったシミュレーション実験はあまり扱う大学は少ないと思うからです。

 

こんな研究しています

「燐光性の発光層を金属酸化物で挟んだ有機EL素子の発光特性評価」

 

発光層を金属酸化物で挟んだ有機EL素子構成において、これまで燐光発光を確認した事例がなく、一般的な有機EL素子での発光メカニズムとの相違も明らかではない。

そのため、本研究では燐光発光材料を用いた発光層を金属酸化物で挟んだ有機EL素子を作成し、発光特性や発光効率を確認し、これまでの有機EL素子とも比較することで発光メカニズムに違いが無いかを検証する。

 

有機EL素子の作成方法や基板洗浄方法、グローブボックスや真空蒸着機の使い方及び保守管理方法を習得できました。

また、同じ方法で作ったにもかかわらず光らないこともあり、どうすれば解消するのかを考える所がとても難しいところです。

しかし、実際に光ったところと発光データがきちんととれた状態を確認できたときは、その苦労も吹き飛び、さらに研究に身が入りました。

同じ分野の研究が有名論文にも掲載される事もあり、世界を相手にする研究を扱っているという事でも俄然やる気になります。

 

次回は…【生物工学】です!

 

 

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