大学受験予備校
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学部紹介シリーズ第3弾④生物学
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」- ダーウィンの名言
はい、皆さんこんにちは!
今回は…【生物学】です!
何を学ぶの?
「生命の不思議を探究」
生物学は、細菌や微生物から植物、動物に至るまで、地球上のあらゆる生物を対象に、生命現象のメカニズムを解明する。
動植物の生育と環境のかかわりを研究する生態学、生物の形態や構造に関する形態学などのほか、分子や遺伝子レベルで生命をとらえる分子生物学、その手法を用いて遺伝現象を解明する遺伝学、生命現象を機能の側面から研究する生理学などの分野が発展している。
ほかの学問分野としてクローン、再生医療なども扱う。
大学では、まず化学と生物の基礎をじっくり学んだ後、自分の研究したい分野へ進んでいく。
いずれの分野も、理論だけでなく観察や実験が研究の基本となるため、実験・実習が多く、野外調査や臨海実習をカリキュラムに組み込んでいる大学も多い。
大学選びココがポイント
理学部に設置されている生物学科、生物科学科が中心となる。研究テーマが広いため、自分が学びたい対象の研究が行われているかを大学案内などで確認しておこう。
また、実験・実習の比率が高いので実験施設の充実度もチェックしておくとよい。
大学院へ進学する人の割合が高いのも特徴だ。大学院設置の有無や進学率にも注意しておきたい。
おもしろい講義
「生体分子構造論」
医薬分子がどの様にして効き目を示すか、その分子構造から見ていく講義。
例えば、〇〇という薬の成分が体の中の△△という酵素の××番目のアミノ酸のOH基と水素結合をして、その酵素の働きを阻害して効果を発揮するなど、薬の効き目が現れるメカニズムを理論的に知ることが出来る点が面白いと思う。
こんな研究しています
「クチクラ形成異常を示すシロイヌナズナ変異体」
「ihc1の単離および光合成特性の解析」
植物の葉の表面はクチクラ層で覆われており、気孔以外からの気体の行き来を遮断しています。
通常、光合成に必要な炭素源であるCO2の取り込みのほとんどは気孔を介して行われ、クチクラからのガス交換量は非常に少なくなっています。
一方で、例えばクチクラワックスの減少などによってクチクラの透過性が高まった場合、葉からの蒸散量が大きく上昇することが報告されています。
そのためクチクラ層の形成異常はCO2取り込み量にも影響を及ぼす可能性があります。
本研究では、サーマルイメージング技法を用いた蒸散モニタリングによって、変異原処理されたシロイヌナズナ約8,000個体の中から、クチクラ形成異常により表皮透過性が高まり、クチクラからの蒸散量が著しく増大したihc1変異体を単離しました。
本来クチクラからの直接のガス交換は、気孔開閉のような調節機構が働かないために、乾燥等のストレスを受けるリスクがあります。
しかし、もしこれらのリスクを回避することができればCO2取り込み効率の劇的な向上が起こり、光合成が活発化して炭酸同化量の増加が期待できるのではないかと考えました。
次回は…【地球科学】です!
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